皆さんはアルバイト、何をしていましたか?
わたしは、塾講でバイトしていました。塾講師といえば、大学生がやるバイトではシフトこそ自由が効かないものの、時間単価がいいとされています。
わたしがバイトでお世話になった塾は、脅威の時給750円です。最低賃金なんてものは知ったこっちゃないって金額です。ウソだろこの野郎!ってくらいお金がもらえませんでした。
このバイトを始めたわけ
実家は裕福ではなかったので、遊ぶお金は自分で稼がねば。必然、なにかバイトをしなければと思うわけです。
高校を卒業して、3月のうちに中学のころ通っていた個人経営の塾に電話しました。
もしもし、卒塾生のめんどいです。バイトの募集とかしてますか?
だれだっけ?まあ、ちょうど欲しいと思ってたからいいよ。
いろいろ話さなきゃだし、今から塾に来いよ。
その場で呼び出され、塾へ直行。
ご無沙汰です。忘れたなんて寂しいこといいますね。
あー、お前か。採用。
数学と英語両方できるよな?
かくして、わたしの壮絶なバイト生活はスタートしたのです。
パワフル塾長
塾長がすっごいパワフルな人でした。わたしは大好きです。
パワーハラスメントどころではありません。パワフルハラスメントです。
朝からゴルフに行き、帰ってきてから不登校児の個別指導、夜の授業を終えて22:00。そこから事務作業をして、飲みに行く。これが日常でした。
少年サッカーチームのオーナー、週末には居酒屋も経営しています。自ら厨房にたち、鍋を振るうのです。これがまた美味い。あの価格設定で、採算は絶対にとれません。
バイト代はさしてもらっていませんが、この人と遊びに行ってお金を出したことがありません。たいして大きい塾じゃないのに、どこにそんな金があるんだか。
働きやすさの一番は「人」
働いている以上、お金は大切です。ですが、一度きりの人生、どうせならおもしろい方がいい。人との関係が良好であれば、働けるもんだなといまになって思います。
結局、大学を卒業するまでバイトは続けました。いまでも、塾長とは飲みに行くことができます。大学生のときに、おじさんと仲良くしていたから、職場のおじさんたちともうまくやれています。
一升瓶でも持って塾長に会いに行こうかなー
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